治療の流れ
失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、量、位置により、治療法には様々な選択肢があります。レントゲン、視診、触診、症例によってはCTを撮影し、インプラントの治療計画を立てます。
必要に応じて、虫歯治療や歯周病治療など、残存歯の治療を行います。
また、骨造成などを行う場合があります。
インプラントを埋める部分の歯肉を開いて顎の骨にインプラントを埋め込み、開いた歯肉を閉じて縫い合わせます。処置の時間は約1時間前後です。局所麻酔のため痛みはほとんどありません。恐怖心の強い方はセデーション(静脈内鎮静法)を併用することも可能です。条件が整っている場合は、抜歯した日にインプラントを埋めることもあります。
一次手術後、インプラントが骨の中でしっかりと結合するまでの安定期間を設けます。安定期間はインプラントを埋めた部位や骨の質などで個人差がありますが、約8~24週間です。
インプラントが完全に顎の骨と結合したら、人工の歯を取り付ける準備をします。歯肉を小さく切開し、埋まっているインプラントの頭部を露出させ、人工の歯をつけるための土台を取り付けます。この状態で、歯ぐきが治るまで待ちます。この段階で外科処置はすべて終わりです。
歯ぐきが治った時点で、歯の型を取り、歯並びや形状、色をチェックしながら、インプラントに接続されるかぶせ物を作ります。かぶせ物が完成したら、いよいよ装着。インプラント治療の完了です。
治療が終わった後は、だいたい1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に定期検診をします。
※定期検診の期間は口腔内の状況などで異なります。